リトル・アヤ・ソフィア・モスクは、スルタンアフメトから南西に向けて10分下ったところにあり、ビザンチン皇帝ユスティニアヌスとその妻テオドラによって、聖セルジウスとバッカスの教会として530年ごろに建てられました。

同じ建築史上にあるものとして、また大きなドームがあることから、ユスティニアヌスの大教会アヤ・ソフィアと似ており、したがってその名前も、1500年ごろにモスクに変えられたときに付けられたと考えられて

います。 内装、外装、構造にかけて大掛かりな修復作業が行われ、2007年に作業は終わりました。 外装も内装も、しっくいとペンキが塗られて真新しく変わりました。オスマンスタイルの装飾はモスクにふさわしく、しかし、ドーム内で金のモザイクがドームでキラキラ光っていたビザンチン時代の様相とは似ていません。

それでもいくつかの美しい6世紀の装飾が残っています。8角形のフロアと、美しい赤と緑のマーブルのレキ岩の柱が複雑に曲がった柱頭を支えています。柱頭の上には、レリーフに刻まれたギリシア文字の書かれた大理石の帯飾りがあり、建物が使われていた初期のころを彷彿とさせています。