ラフティングは、ラフトという名のボートで行われます。このボートは、どんな水流でも動ける造りをしていることと、それを造った素材が丈夫なためにラフティング用に選ばれました。ボートに乗った人は全員櫂をこぎます。固定された櫂はなく、こぎ手はボートの端に座って櫂をこぎます。案内人は後ろに座り、その他のこぎ手を号令とともに指揮し、ボートを動かします。ラフティングは、経験ある案内人の指揮の下に行われれば、ごく簡単で安全なネイチャースポーツです。

年間通してラフティングができるダラマン川の水位は、特に9月と10月に高くなります。小さな滝を作りながら流れる水場は通り道の間をぬって続きます。この通り道はアクキョプル村において、川を2つに分けています。上方の難易度は5度で、下方は3-4度となっています。もっと先のアクキョプルに至ったところで、水の流れる速さは弱まり、難易度も3度に落ちます。

エシェン川において、教育を受けた講師たちと案内人の同伴で、飽きることの無い美しさの間をぬう櫂こぎの旅は、古代パタラ都市において終わりを迎えます。およそ15kmの水路の途中で、食事や泥風呂や水泳の休憩を取ります。安全な水旅のために、観光会社から全ての危険防止策が取られ、お客様には保険に入っていただき、必要な訓練を受けた後に水旅が始まります。およそ6時間の冒険の中で、静かに流れる川で、時間とともに流れや渦に慣れ、わくわくする水旅を始めます。