コンスタンティノポリスの外からの攻撃に備え、町の水の需要に応じて造られた数百もの貯水池の一つ、バシリカ貯水池として、6世紀にユスティニアヌス帝によってアヤ・ソフィア大聖堂の再建と平行して造られました。広さ70m×140m、高さ9mで、336本の柱があります。そのうち2つの柱の高さが足りなかったため、その下にメドゥーサの頭の像が置かれました。神秘的でファンタスティックな光景で、今もモダンアートの展示場として使われています。驚くべき規模を持つ地下貯水池であることから世界遺産に選ばれました。
イェレバタン地下貯水池とメドゥーサ
) イェレバタン貯水池の北西の端に、2つのメドゥーサの頭があります。ローマ時代の彫像の傑作とされるこのメドゥーサの頭がどこから運ばれてきたのかは知られていません。
伝説によると、メドゥーサはとても美しい娘であり、その美しさで神々の注意を引いていました。このためゼウスの愛娘である女神アテナは彼女にとても嫉妬していました。海の神ポセイドンはというと、メドゥーサに夢中でした。ポセイドンはある日、アテナの神殿でメドゥーサを無理やり自分のものにしてしまいました。
これを自分への侮辱ととったアテナは、メドゥーサを地下の世界の怪物の姿に変えてしまいました。 メドゥーサに与えた罰が少ないと感じたアテナは、ペルセウスと協力してメドゥーサの頭を切らせてしまいました。ペルセウスがメドゥーサの頭を切ったとき、地面に散った血からペガサスという翼のある馬が生まれ、飛んで行きました。
メドゥーサを見た者は石に変わってしまうと信じられたため、古代、大きな建物や特別な場所を悪から守るためにメドゥーサの像が造られました。