セルジュク時代のキャラバンサライ: デニズリとドウベヤズィット間
中央アジアの伝統的な生活様式を携えてきたセルジュク・トルコ人は、アナトリア を独自の特有な建造物で整備しました。アナトリアの建築家の輩出地として重要 な地だったキャラバンサライは、国家の組織的な力をも反映し、アナトリアの石の 建築を用いたセルジュク・アナトリアの様々な様式を取り込んでいます。山と砂漠 の間を移動する旅行者のためのキャラバンサライは、当時の最も快適な施設で、 デニズリからドウベヤズィトの間に約40のキャラバンサライが存在していました。